どすこい東大生の自分語り

どすこい東大生が自らの日常や趣味の話を中心に自分語りするブログ。

【平成最後の怪物】日医相撲部のヒトラーと呼ばれた男。


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ちわす。

今日は本日行われた医歯薬獣学生相撲大会(以下、医歯薬)について、そして、我らがパレハ、日本医科大学例のあの人について語っていこうと思います。以下彼のことをMRIさん(仮名)と読んでいくことにします。

 

MRIさんは昨年卒業予定でしたが、相撲のやりすぎで無事留年してしまいました。

そのため、今年こそが最後の医歯薬である訳です。(予定)

 

昨年の医歯薬では裏口入学問題で取り沙汰されている某大学が主幹校だったのですが、

主幹校特権を悪用し、前年度の2位(MRIさん)と3位が個人戦第2回戦で当たるという超不平等トーナメントをやったわけです。

 

そんな逆境の中、MRIさんは小賢しい策略に屈することなく、実力で全員なぎ倒し、見事優勝したのです。

 

ここで話が終わればよかったのですが、その主幹校の卑劣な手段に夜も眠れないほど激昂していたMRIさんは、決勝戦で勝利した後、主幹校全体にむかって「ざまーみろ!」などと言った罵声を浴びせてしまったのです。

 

すると主幹校側は鬼の首をとったかのように騒ぎ出し、トロフィー没収、土下座強要、表彰状の「優勝」と書いてあるところを修正ペンで消し「第1位」に書き換えるなどの暴挙に出たのです。

 

当時直接会場に赴き応援しに行っていた我々東大相撲部メンバーはこれに憤激するも特に何もしてあげられなかった。

 

そんな因縁もあり、今年の医歯薬も負けることの出来ない戦いであったわけだ。

 

今回の主幹校である大阪歯科大さんは超公平な運営を心がけて下さった。感謝。

これならば今年もMRIさんが優勝するだろうと思ったのだが、実力を十分に発揮できず、第三位に終わった。

 

こうして彼の学生相撲人生は今日幕を閉じた。と、本人は言っているが、極度の相撲ジャンキーなので来週の草相撲大会にはガッツリ出場する模様。

 

彼の負けず嫌いすぎる精神性には見習うべきところが多々あり、僕の憧れる相撲プレイヤーであるのは言うに及ばず。

 

では、なぜそんな相撲を愛し、たいして相撲に愛されなかった男が「日医のヒトラー」と呼ばれているのか?

 

それは、「勝つためには全くやる気のない正規部員を粛清・追放する独裁者の鑑」である点と、「オーダーの魔術師」と呼ばれるほど戦略に長けている点が主な原因である。

 

前者に関してはよく我々もネタにするのだが、これは辞めさせられたやつが本当にどうしようもない奴だったとしか言いようがない。ストイックすぎるMRIさんについていけず退部した者もいたが、そいつもしょーもないやつだったのでMRIさんは悪くないといえるだろう。

 

次に、後者に関してだが、日医は慢性的な人手不足のため、相撲経験の少なすぎるど素人(ほかのスポーツは強い)を頻繁に起用している。そのためチーム全体の力は正規部員ばかりのほかの相撲部に比べ劣っているのが正直なところだ。しかし、彼は団体戦のオーダーを分析し、チーム全体の実力が圧倒的に劣っているのにも関わらず、それを何度も逆転させてきたのだ。まさに「オーダーの魔術師」、銀河英雄伝説でいえば「ヤン・ウェンリー」のようなものだ。(にてもにつかないが)

 

まあ、そんなこんなで愛情を込めて我々はMRIさんを「日医のヒトラー」とお呼びしている。他にも「相撲に未練があって学校に縛られてしまった呪縛霊」とか「自分を日馬富士だと思い込んでいる精神異常者」とか酷いあだ名をつけられている訳ですが、それについてはまた後日。

彼が相撲をやめる日は、目覚める日はいつくるのだろうか?(いや、来ることはない。

 

医学生の本分は勉強なのだから。

 

今年こそは卒業しましょう!

お疲れ様でした!来週の稽古もよろしくお願いします。

 

以上。